昨日、何十年ぶりに昔の会社の同期とスカイプで再会しました。20代の頃は本当によく一緒に遊んでいました。
彼は早くに会社を辞めて、独立しそれからも色々な事業を立ち上げて今は2つの会社の社長をしています。
昨日は2人でスカイプで話をしたあと、夜に彼の仕事仲間の人達のスカイプ飲み会に参加させていただきました。
なんだか私のスカイプの調子が悪く、みんなの顔が見れなかったっり、通信が悪かったりとしましたが、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
彼らは個人で飲食店を経営している事業家の人が多くて、私のようなサラリーマン上がりの人間とは全く違う環境に置かれているのを少しでしたが、目の当たりにしてとても勉強になりました。今の政治は中小企業にひどすぎます!
彼と話していて特にそう思いましたが、まず社会で成功するためには知識は必要です。だから一生懸命勉強して、できれば東大、京大にいくのが目標になるでしょう。
でも、それだけで社会で成功するのでしょうか?はい、皆さん、そうではないと思いますよね。
そうです、やはりハートというか、彼の言葉を借りるなら「情のないやつはあかん」だと思います。
経営者の彼がいうのは、キャシュフローと人の管理と現場を全部は見れないと。この3つをみるためには右腕が必要。それを理屈でコントロールはできないんです。
前職の元社長奥田さんの言葉「Warm heart Cool head」はその通りだと思います。情と理屈のバランスですよね。
彼は私からみると、強運の持ち主だと思います。今、経営しているワイン&串カツ屋さんの店長も店長が欲しいなあと思っているところで、ぱたっと知り合い、今では彼なくしてお店は経営できないというぐらい評価しています。
こういう出会いって運ですよね。でも運はどうやってつかむのでしょう?
昔から日頃の行いがその人の運の良し悪しを決めるといいいますが、まさしくそうだと思います。
仕事、お金とか関係なく人と接する、特に面白いと思う人と付き合うことが大切だなあと。損得勘定で動く人間にはなってはいけません。
昨日の彼は30年前の彼と私にはあまり変わっていませんでした。それは彼の好奇心の高さです。
彼は会社時代もいつもいろんなコトに挑戦していました。その行動力はすごいなあといつも思っていました。
多分、そのまま会社に残っていたら間違いなく、私より偉くなっていたでしょう。でも、彼の器には前職の会社は小さかったかもしれません。
昨日の発見はやはり好奇心をいかに持って生きていくかです。
彼の今の事業では料理やお酒が重要です。それに対するあくなき探究心というのはやはり、好奇心のなせる技です。
違う話ですが、私の尊敬する方で、数年前に亡くなられた松崎さんという方がおられました。松崎さんとは音楽会を通じて知り合いましたが、本当に素晴らしい方でした。いつも穏やかで、人の話をしっかりと聞いてくれて、その時に的確なアドバイスをその時の音楽のテーマや作曲者を絡ませながら、わかりやすくお話いただきました。松崎さんの晩年、病気を患いながらも音楽会に来られた時にこうお話になられました。「私には今日の音楽が最高の薬であり、治療法です。今日ここに来れて本当によかった」と。私もこういうことの言える人間になりたいと思いました。松崎さんも音楽に対する好奇心はすごかったように思います。
好奇心をなくしたら、人生は終わりです。今、コロナで先が見えなくてみんな、どうしようと不安しかありません。
でももうすぐ次の時代が始まります。それを自分としてどうしていくのかをワクワクしながら考える自分でありたいと思います。