無人農園販売所

最近、真鶴半島をゆっくりとジョギングするのが日課になっています。
その途中でいつも気になっていた無人販売所でついに昨日買っちゃいました。
夏みかんと湘南ゴールドです。どちらも300円。
この湘南ゴールド(右側です)は皆さんにはあまり馴染みがないかもしれませんが、めちゃくちゃ美味しいです。
見た目、すごく酸っぱそうでしょ。でも食べると甘くて、でも、みかんほど甘ったるくなく、グレープフルーツような爽やかさがあるんです。いやあこれが300円は安い。もう湘南ゴールドは旬が終わりです。

で、昨晩、たまたま英語のレッスンでこの無人農園販売店を説明しようと思ったら、うまい表現が浮かばず苦労しました。まあそれよりも湘南ゴールドの味を説明する方が難しかったですけどね(笑)
中国語ではまだ説明できるレベルには至っておりません(悲)

調べました。
英語では honor system stand というらしいです。
このhonor というのは人の信用の上に成り立つという意味で使われているそうです。
なんでこんな話してるかというと、昨日無人販売所だとコロナ対策でいうと全く問題ないですよね。自動販売機と一緒ですから。それでこの仕組みいいなあと思ったんです。販売コストもかからないし。
確かに、こういう無人販売所って田舎にしかないですよね。でも意外にお金はちゃんと払ってくれるそうです。これは日本人の気質なんでしょうね。この話をフィリピン人にしたら、フィリピンでは、無人販売なんてありえないと言ってました。

これからのアフターコロナの時代に人を介さずに物を売るというオンライン販売はさらに重要になってくると思います。また、コスト削減でスーパーでもセルフレジが導入されています。
こういうのは、新しいようで、古いんだなあと。だって無人販売所と同じですよね。
私が買った販売店も農園の横にある小さなスペースです。全くコストかかってません。お釣りは出ないから、自分できちんと払わないといけないんです。とにかく、シンプル。」
これが一つの商売の原点かなと思いました。

私は百貨店の経験が長いから、どうしても物を売るというのは付加価値サービスがないといけないという固定観念があったように思います。お客様の気持ちを考えて、こうしたらもっと便利になるとか、喜んでもらえるのはと考えて、サービスを増やす。でもそれってコストが増えるんですよね。だから値段は安くならない。でもこれからの付加価値サービスってひょっとすると、こういう田舎の場所に直接来て、なんだか土臭い所で畑からとったそのままを買うというのが付加価値になるような気がします。で、値段は驚くほど安い。今は流行りのD2C(ダイレクト トゥ コンシューマー)ですよね。

こういう無人販売所が都会にもちらほらあるのを聞きましたが、こういうのって昔の行商みたいなモンですよね。
私の堺の実家にも昔は伊勢から毎日魚の行商のお兄さんが来ていました。やはり魚の鮮度や味は違っていました。今はもう古いと言われるかもしれないけど、それをリメイクしたのが、産地直行便ですよね。
こう考えると、やはり新しい商売とかシステムって、意外と昔と同じなんですよ。

今、母に勧められて高橋源一郎さんが書いた論語の解説書を読んでます。
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%80%E5%84%84%E4%B8%89%E5%8D%83%E4%B8%87%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%80%8E%E8%AB%96%E8%AA%9E%E3%80%8F%E6%95%99%E5%AE%A4-%E6%B2%B3%E5%87%BA%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%BA%90%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4309631126

温故知新って論語なんですね。知らなかった。。。
情けない話ですが、論語ってちゃんと全部読んだことありませんでした。
いやあ、やはり昔の偉人の本は読まないといけないなあと改めて感じています。
今の時間を有効に使って、自分をレベルアップできるようにしたいと思います。



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