電鉄系の小田急百貨店が閉店!
ついに小田急百貨店が閉店を発表した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/afac8422f6c4e246f06ed2480784e510671cdf19
詳しくは上記の記事を読んでほしいが、2022年9月で営業を終了する。
この動きは加速するような気がする。
というのも都心の電鉄系百貨店のビルは再開発の時期に来ているからだ。
既に東急百貨店は渋谷の駅のお店はないし、京王百貨店のビルも再開発の対象だ。
池袋でも西武、東武百貨店のあるビルでも再開発の計画はあるだろう。
結局、もう駅ビルと百貨店の違いがなくなってきたのが原因だ。
昔なら、百貨店にしか入っていない商品がたくさんあったが、今ではどんどんその分野が減ってきた。ラグジュアリーや高級時計、美術工芸品などしかなくなった。
デパ地下といわれた食品フロアも駅ビルで同じようなラインナップが揃うようになった。
これは一つに施設のオーバーキャパもあるのではないだろうか。
コロナ後を見据えると、もう物質文化から精神文化へと移る気がする。
また、中流消費文化も終わりを告げようとしている。
そういう中で、あまりラグジュアリーにも強くなく、外商組織も強くない電鉄系百貨店の存在意義はなくなってしまったのだ。
しかし、それは老舗呉服系の百貨店にも同じことが言える。
百貨店という言葉の定義をもう一度、再設定する必要があるように思える。
コロナ後に求められる百貨店とは何かを、今いる業界の人たちは真剣に再定義するときではないだろうか