マーケティングに強い記者がいなくなったのかも
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD224VB0S1A021C2000000
10月28日付の日経の記事
若者ゴルファーはテスラ好き 世代マーケは「OB」?
を読んで、ちょっと日経さんこんな記事書いていいの??って思った。
中身としては20代、50代の世代論としてそれぞれの違いを比較しているが、最後にこう締めくくっている。
ステレオタイプの若者像やシニア層を導き出す世代マーケなどはもはや「OB」かもしれない。
えーって感じ。
こんなこと昔から言ってることだし、何を言ってるのって感じだ。
世代論を鵜呑みにするのは禁物だが、やはり世代はその生まれてきた環境や時代、トレンドなどがその人たちの行動に大きく影響する。
今、私は中国のY,Z世代の世代論についてレポートをまとめているところだが、確かに中国のZ世代と言っても上海と田舎の都市の人では考え方は大きく違う。
でもだからといって、アニメ好きのグループを集めてクラスターを作るだけでは、分析も何もできない。
世代論はその時代の生きてきた特別な環境が大きくその世代の特徴を作るのだ。
バブルを知ってる世代と知らない世代の差は大きい。
中国では一人っ子世代のY,Z世代は他国の同じ世代とは違う特徴を持っている。一人っ子しかいない世代の小中高時代ってやはり違うのではないか。親との関係もそうだ。
なんか、こういう分析することもしないで表面的な論議をする日経にはなってほしくないなあ。
私の中国Y,Z世代レポートは年末には公開できるかと。
編集委員の署名記事ですが、この方の見出しに私は毎回目が止まりますが、話の展開と結論に?となることが多いです。
それより、藤野さんの中国YZレポートはぜひ拝読させてください。