渋沢栄一が百貨店の社長なら、きっと営業するだろう!
来週から緊急事態宣言が延長される。それに伴い大型商業施設の営業自粛について、政府の方針と東京都、大阪府の方針が別れた。そして、百貨店はまた営業自粛の要請を受け入れる方向のようだ。本当にこれでいいのだろうか?
渋沢栄一が百貨店の社長ならきっと、営業を再開するのではないかと私は思う。世のため、人のためを考えずに、ただ真面目に行政の指導に従うのではなく、今起きている問題はこういう中途半端な営業自粛要請しか出来ない行政の責任にあることを激しく批判し、社会に問題提起することではないだろうか。
そもそも百貨店や大型商業施設とロードサイドの1000平米以下の商業施設と混雑度合いは変わらないし、むしろ百貨店の方がきちんと感染対策をとっている。
小池知事は人流を抑え込むためには全ての感染の可能性のある場所を抑制すべきだと言っている。でも、結局は中途半端にしかできていない。で、こういう時には百貨店はわかりやすいターゲットとして狙われる。ならば、なぜ電車を止めないのか?ここが一番密ではないのか。
そもそもこの問題は施設ではなく、人にある。人の行動を抑制するしかないのに、その個人に対しては何も行動を制限していない。ここが1番の問題だ。
恐らく国も知事なども分かっている。でも個人の行動を制限することは憲法違反でありできないと知っているのだ。だからできないのだ。またこの話をしようものなら、護憲の人々からものすごい反論が出てくるのが必至だからだ。人の動きをいかに制限するか、それには個人の行動を法律で縛るしかないのだ。
日本には海外のようなロックダウンはできない。ここに問題がある。
海外のメディアをいつも見ている人なら当たり前のことだが、今、本当に日本は海外から馬鹿にされている。ロックダウンもできず、感染者が増えているのに、まだオリパラをやろうとしていると。
今の状況に現行の法律下では最善の策というのはないだろう。国には営業補償できる財源もないし、一部の野党が指摘するような企業、高額所得者からさらに特別な税金を徴収するなどは、それこそ机上の空論だ。
それでも、コロナで影響を受けているサービス、飲食、小売企業などのほとんどが真面目に行政の要請に従っている。
しかし、それで本当に世の中の人々のためになるのだろうか?
渋沢栄一は論語を商売の基本としている。論語とは人の道を説いたものだ。だから、今こそ人の道に照らして正しい行動をみんなが取るべきだ。確かに、今全ての人に有効な政策はない。だからみんな困っているのだ。
しかし東京の例で言えば、一部の国民、企業に犠牲をさせながら、あたかもずべての都民、企業のためになるということで営業要請自粛を続けさせながら、多くの人が懐疑的なオリパラについては開催を進めているというのはあまりにも人の道に反してはいないだろうか?
今こそ、企業、特にこれまで従順に行政の指導に従ってきた百貨店も声をあげていくべきではないだろうか?
多くの百貨店企業にも論語などの中国の言葉を社是として活用している。
売上、利益のために行動するのではなく、社会のため、ひいてはこの国をよくするために行動を起こすことは誰からも批判されないのではないだろうか?
国、行政にいつも義があるという考えは、まるで幕末の尊王攘夷を見ているかのようである。
今、まさに時代の転換点であり、日本の国もこれまでの平和ボケした状況から、変わらないといけない。これは海外の経験がない人にはどうしても理解できないのだ。
明治維新に活躍した政治家、実業家は揃って、欧米を視察しており、自らも語学を習得して、海外の優れた技術、制度、文化などを持ち帰り、日本に導入したのだ。
明治維新も活躍したのは若い世代であった。もう、古い価値観を捨てきれない70、80歳の政治家は引退して、新しい令和維新を起こす時であろう。
渋沢栄一のような人の道のために行動する、若くてパワフルな政治家、実業家は日本にはいないのだろうか。
全くその通りですね。百貨店は分かりやすいスケープゴートにされています。弊社もえらい目に遭っております。
東武百貨店はメガネ売り場は営業するみたいですね。本当におかしなことが起きていますね。
藤野君 本当におかしな話がまかり通っている。ロックダウンを行なう時だと思います。なんかガダルカナルの敗戦を繰り返していると思います。
奥村昭博
組長!
まさしくそうですね。でも、これでワクチンが普及して平時になると、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」でまた普通になるような気がして怖いです