ミレニアル、Z世代にはもうシャネル、グッチ、ルイヴィトンはいらないかも??
百貨店が次に目指すラグジュアリーはここかもしれない!
今回のROBIN REPORTでは新しい時代のラグジュアリーの定義を提案している。
特にミレニアル、Z世代にはこれまでのレガシーは通用しない。だからエルメスのバーキンも興味ないのだ。これまでのブランド力がもはや通用しない若い世代には、そのブランドが持つ意味、物語、デザイナーの思いなどが明確になっていれば、それが少し高くても買いたくなるというのが今回のレポートである。
もはや価格でラグジュアリーブランドを決める時代は終わったと筆者は語っている。
若い世代にラグジュアリーブランドと認めてもらうには、
1、そのブランドにどれがおしゃれなのかを顧客が選択できるような選択の幅を持たせているか
2、センスが常に顧客を超越しているかのような態度を取らないで会話を楽しむブランドになっているか
3、なぜこんなに高い値段をつけているかの説明ができるような透明性を持っているか(ここでは売り上げの一部を寄付するなどの理由)
4、自らのご褒美に少し良いものを身につけましょうというような問いかけが顧客に行われてるか
5、ミレニアル世代とZ世代は持続可能性を重視しており、ブランドはこれらの次世代に対応するための強いミッション・ステートメントを持っているのか
などが重要だと述べられています。
そして最後に、
レガシーメゾンは、透明性を確保し、幅広い選択肢を提供することで、より身近な存在になる時が来たのです。親しみやすいラグジュアリー・ブランドの時代へようこそ。
と締め括っています。
百貨店などはこれまでの顧客にはこのようなレガシーブランドを提供し、新しい若い世代には彼らにとっての新しい時代のラグジュアリーブランドを提案するという気持ちというか考えが必要なのではないだろうか。
つまりラグジュアリーブランドの再定義が必要なのだ!
そこには日本文化との融合など伝統的なものが重要な要素になってくるように思われる。