システム、デザイン、マネジメント

日本の今のコロナに対する対策をみていると、明らかに官僚の縦割り行政の弊害が出ているように思えてなりません。
最近よく言われる、PCR検査でもそうです。
安倍首相は1日2万人体制を早期に確立と指示を出しているにも関わらず、全然前に進みません。厚労省がすごく反対しているんです。
マスコミもPCR検査の体制不備を批判しているかと思いきや、検査にすごい時間がかかり、医療現場の疲弊を報道しています。
結局、みんなそれぞれの思惑で話しをしているにすぎません。やはり大事なのは、命を守る、一人でも亡くなる人を減らすのではないでしょうか。そのための何をすべきなのかを前提に議論をすべきであり、どうも全体のシステムがないまま、個別の論議をしているように思います。

先日、友人の宇田川さんから紹介された本を読んで、今のコロナ対策が原発をどうすべきかと同じようなことになってるなと思います。
紹介された本は「社会システム・デザイン 組み立て思考のアプローチ: 「原発システム」の検証から考える」です
https://www.amazon.co.jp/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-%E7%B5%84%E3%81%BF%E7%AB%8B%E3%81%A6%E6%80%9D%E8%80%83%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%81-%E3%80%8C%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%A4%9C%E8%A8%BC%E3%81%8B%E3%82%89%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B-%E6%A8%AA%E5%B1%B1-%E7%A6%8E%E5%BE%B3/dp/4130430424

この本では原発に対して、賛成、反対で論議をするのでなく、現実的に原発を取り巻く状況を見て、それを社会全体のシステムとしてどう扱っていくかを、デザインすることが大切で、そのためのマネジメントをしていくことが求められていると述べています。
原発って、賛成でも反対でも、結局廃炉しないといけなんです。そのために膨大な時間がかかります。原発反対っていうだけでなく、どう処理していくのか、そのための仕組みはできているのか、その仕組みに最も必要なことは何かをまず考えるべきだと問いています。

原発問題で大切なことは、原発で事故が起きたときに絶対に人の命、暮らしを守ることです。その大前提に立って、すべての計画がなされてきたのか、それを専門家だけでなく、いろんな人の意見を取り入れて、システムとして構築し、それをデザインしてきたのかというのが筆者の考えです。

これを読んでいて、まさに今のコロナ対策も同じではないかと。すぐに私たち国民は専門家ではないから、難しいことは専門家に任せようとします。例えば、接触を80%減しないとダメだという議論を皆さんはどう理解していますか?
専門家の言うことは絶対正しいのですか?
原発だって、専門家が絶対に安全だという考えで作られて、結局ああいう悲惨というか人災が起きたのです。
この本で書かれているように、一人一人がきちんと理解することが大切なんだと。

こういう事を仕切るのが政治の役割だと思うんですがね。
なんだか、政治家もすべて専門家、つまり諮問委員会に委ねるみたいなことになっています。NY州のクオモ知事の評判がいいですが、ああいうなんか器の大きい政治家が欲しいですね。

私たちも専門家だからとか、偉い先生が言ってるからで鵜呑みにしないで、幅広く考えるべきです。
シンガポールにいる妻はいつも、日本のコロナ対策は本当に甘々だと嘆いています。
確かにシンガポールでは、街をぶらぶらしてるだけで、ワーキングビザをはく奪されている外国人がいます。
また感染経路の調査でウソをついた人が逮捕されています。
マジで厳しい規制が当たり前なんです。

なんでこういう話は日本では流されないんでしょうね。やはり島国なんですかね。情けない。。。
で、ぜひこの本読んでください!

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