大衆食は世界を制することができるか?

東京ヴィーガン餃子が登場!

私の友人がこの度、東京ヴィーガン餃子を始めました。
https://tokyovegangyoza.com/ja/

この餃子は一切肉を使わずにヴィーガン対応(ヴィーガンは、ベジタリアニズムから生した分で、にとどまらず「生活から動物由来のものを排除しよう」という「全菜食義」(ヴィーガニズム)の考え方であるをしています。)
これを作ったのはSF在住の吉川さん。
なぜ餃子なのかと彼に聞くと、彼の子供さんが菜食主義者の中でもより厳しい規律をもつ、ヴィーガンになったそうで、家でのパーティではBBQなどがなかなかできなくなったと。特に食に対する関心の高いサンフランシスコではそうなのかと感じる。
それで、肉なし餃子ならどうかと、大豆でできた人工肉を使った餃子で試したところ、みんな大喜びしたそうでそれがきっかけのようだ。

吉川さんによれば、餃子は日本でも大衆食であるが、世界中で餃子とほぼ同じものが食べられている。しかしその起源や歴史はまだ整理されていないと。それを彼は紐解きながらも、これからのサステイナブルな社会で健康的に暮らすための大衆食として、餃子を世界に広めていきたいと考えている。

今、二子玉川で期間限定でショップを出されているが、残念ながらコロナの影響もあり、私はまだ食べていない。実際に食べた友人からはお世辞抜きに美味しいとのコメントをもらった。早く食べてみたい!

では、餃子のような大衆食で世界を制することはできるだろうか?
一般的に大衆食で味に差をつけることは難しいと私は考える。確かにたこ焼き、お好み焼き、ラーメンなどのお店で繁盛店があり、行列のできる店と美味しいとは思えない店はすぐにわかるものだ。
ただ、繁盛店だけでなく、意外と美味しいお店は結構ある。つまりある程度のレベルの味を越えれば生きていけるのも大衆食ではないだろうか。

これをマーケティングの視点で見ると、やはりセグメンテーションとターゲットと経験の回数ではないだろうか。
例えば、餃子を取りあえげると、私は大阪出身なので、王将の餃子に小さい頃からお世話になった。今でも王将の餃子を食べたいと思う時がある。ではこの王将の餃子の味は本当にずば抜けて美味いのかと聞かれると、そうとは思えない。
これは蓬莱の豚まんにも同じことが言える。

王将の餃子も、蓬莱の豚まんもターゲットはファミリーだ。誰が食べても美味しいと言える味を目指している。
かつて大丸東京店のデパ地下でNO1の売り上げを誇っていたお土産菓子「東京ばなな」の社長から、東京ばななの味の秘密を教えてもらったことがある。
東京ばななの味は東京出張で地元に帰った時に、お土産で買ってきた東京ばななをもらって食べた子供さん、職場の同僚、部下の人が、「うん、美味しかった、また食べたい」と言ってもらえる味を目指している。だからコストのかかる高級なクリームや材料は一切使っていない。高級なパティシエの味と競う必要はないと。

ターゲットは子供であり、普通の人なのだ。ターゲットを明確にしている。そう、大衆だ。
王将の餃子も蓬莱の豚まんもターゲットはファミリーだ。だからこそ、大衆食と言えるのではないか。
そして小さい時からの食の経験が味を脳の中に刷り込み、そして離れなくしている。チキンラーメン、カップヌードル、吉野家も大衆食と言えるのはそういうことではないだろうか。

そう考えると、私の友人の始めた東京ヴィーガン餃子は大衆食と言えるのだろうか。ヴィーガンというコンセプト自体がまだ日本では一般化していない。なのでターゲットは健康意識の高い人になるだろう。しかし、ここでのポイントは味と値段のバランスだ。
王将の餃子にしても、蓬莱の豚まんにししても間違いなく安い。だから、誰でも食べることができる。
東京ヴィーガン餃子は1個40円なので、大きさにもよるがリーズナブルと言える。
また、二子玉川という立地で最初に展開するのには、結構意識の高い人たちが集めるエリアであり、ニューファミリーをターゲットにするのはいいかも知れない。
あとは、味がどこまで多くの人にとって美味しいと言えるかどうかが、大衆食になるかどうかではないだろうか。
素材にこだわり、味付けなどにこだわると、子供たちの素朴なニーズにどこまで応えられるかになってくる。

私は東京ヴィーガン餃子が誰をターゲットにして、大衆食の位置付けなのかどうかも知らない。
ただ、みんなが気軽に楽しめて、みんなが美味しいと言える大衆食はどんどんでてきて欲しいし、それが日本から世界に拡大するのは楽しみです。
ガンバレ、東京ヴィーガン餃子!!

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