焼肉ライクについて思う

TVで芸能人が美味しいとコメントしてるお店って本当に美味しいの?

先日、東京に行ったのでTVで話題になっていた焼肉ライクでランチを食べた。
TVで見ていた時に、お一人様で仕切りが付けられていてコロナ禍における環境はバッチリだし、値段も千円以下でランチが食べれてとても良いビジネスモデルだなあと感じたからだ。

またその時に坂上忍やヒロミがうまそうに食べていたのでこれは上手いのかもと行ったわけだが、結果としてはまあまあだった。
私が行ったのは赤坂見附店で午後1時を少し回ったところだった。TVに出た直後だから一杯かと思いきや、ガラガラだった。

まず、初心者にはどう注文して良いかもわからないデジタル画面だが、店員は何の説明もなく、手の消毒ばかりを求めてきた。
何とか画面を見ながら注文をしたわけだが、とにかくスタッフの数が少なすぎる。全てデジタル化というのはわかるが、サービスが悪いとしか思えない。でも支払いは普通に伝票とレジ。
で、注文したのはカルビハラミセットで200gで960円だったかなと。
このセットはなかなかのボリュームがあった。

まず肉の薄さが半端なく薄い。だから枚数としてはたっぷりある。それを一枚づつ焼いていくのである。確かに薄いからすぐに焼けるのでテンポよく食べれる。ご飯がすすむ感じだった。タレのパワーかもしれない。
食べながら、松屋のカルビ定食よりにはお得感があるかなと思った。しかし松屋にはサラダがついてくるが、ライクにはついてこない。

で、食べながらふっと気づいたのだが人工肉を宣伝していた。カルビとハラミがあり、50g300円ぐらいだった。

興味をそそられたので、追加注文した。しかし注文の仕方がわからず、店員を呼び聞いた。面倒だった。

で、食べた。ちょーまずい。リアル焼肉を食べた直後に食べたのもあるが、食えたものではなかった。こんなのに300円も払わされて非常に満足度が下がる。

そしてお会計で1400円近く払い、また来たいなあと思う気持ちが完全に失せてしまった。

今回のライクはビジネスモデルはよくできている。
少人数で運営でき、シェフもいらない。そして多くがデジタル化しているので伝票も少ない。
一人で気軽に本格焼肉を低価格で食べれるのは良い。さすが牛角の創業者だなと感じる。

またコロナでの感染予防にも良いと思えるお一人さま仕様だ。しかし実際には隣との距離はとても近く、やはり感染対策ができているとは言い難かった。

コロナが再び猛威を奮うなかでライクは頑張れるのかと考えるとそうとは思えなかった。

結局リアルのレストラン業態でしかない。またスタッフの少なさ=サービスの悪さとなっており、これは改善しないとリピーターが出づらい。

やはり、レストランはサービス業だ。味だけを追求するだけでなく、環境、サービスが必要だ。

いっそのこと、支払いも全てアプリ支払いでレジなしにするくらいまで飛んだ方がよかったかもしれない。でもそうすると顧客層が若い人に限定されるからできないのだろう。

なかなか難しいが、レストランビジネスの良いところはすぐに改善できるところだ。

総合的なサービスとしてレストランビジネスを捉えないといけないというのがよくわかった。
これはどんな業種でも同じで、やはり顧客の立場にどこまで立ってビジネスモデルを考えるかだなと。

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