アフターコロナの飲食、小売のキーワードは紹介会員制

大きな成長を求めるのではなく、サステイナブルで、程よい成長を求めるビジネスモデルこそ、会員紹介制だ

先日、コロナ禍ではあるが、久しぶりの友人と会食しようというこになった。しかしどこも営業は自粛しているし、営業しているお店は怖いなあと思っていた。

しかし友人から紹介をされた会員制で紹介がないと予約できない焼肉屋さんを思いだした。そこは個室ということなので、コロナ対策としても安全と考えて予約をお願いして行ってきた。

場所は東京、京橋だが、住所も電話番号も非公開という焼肉屋さんであった。
詳しくは下記の他の人のブログを参考にして欲しい。

https://tk-medical-news.com/shinshinkiei-ebisu

確かに、東京都の緊急事態宣言中にアルコールを提供することはいけないのかもしれないが、コロナ対策としてはほぼ完璧だと思った。
まず紹介会員制だからという安心感がある。そして個室でしかも3部屋しかないのでそもそも他のお客さんとまず会わない。また今回は2人だったので、大人数でのグループ会食でもなかった。ここでは最大6人までOKとのことだったが、やはり今は4人以下がベストだろう。

お値段だが、高級な黒毛和牛がコースで提供され、しかも焼き師が丁寧に焼いてくれる。フィレ肉にキャビアが乗った料理は初めて食感で最高だった!

最後に冷麺、デザートがついて大満足のコースだった。
そして飲み物は+2000円でなんでも飲み放題。カヴァらか白、赤ワイン、焼酎、ウイスキーと一流ブランドが揃っている。これで1人税込18700円(アルコールなしだと16700円)とはコスパ最高だった。

東京でお寿司屋さんで食べるとこれだけ飲むと3万円はする価値があったと思った。

このお店の特徴はやはり、一見さんお断りで紹介会員制だ。

確かに、この店の会員になるのは誰でもというわけにはいかない。でも値段はそこまで高くもない。だからこそ、なんとかして一度は行ってみたいと誰でも思ってしまうのだ。

先日も次回の予約をしようとしたら、11月まで一杯ですと言われた。それで空いてる日を予約して店を後にしたのだが、なんとなく次が待ち遠しい感じだ。

コロナ禍であろうとこういうビジネスモデルであれば、顧客も安心だし、お店側も紹介が基本なので、そんなに変な人は来ないだろうという安心感がある。

しかも、毎日人数限定でコース料理のみだから、食材などを廃棄することもない。
とても地球に優しい、SDGSのレストランモデルだと感じた。

思えば、バブル時代に六本木や麻布で大人の隠れ家的な会員制のバーなどが流行ったことがある。その時のバーはお酒と雰囲気を楽しむのがメインで、やはり値段は高級で普通の人には手が出せないレベルであった。

今回の会員制は昔の富裕層だけしか来れないという金額ではなく、少し背伸びをすれば誰でも手の出せる金額となっている。

でも紹介がないといけない。ここがポイントだろう。

同じことが私が愛用しているクッキーの村上開新堂だ。

https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13053861/dtlrvwlst/B439402829/?lid=unpickup_review

このクッキーも紹介がなければ買うことができない。クッキーも確かに高価ではあるが、手が出せないほどではない。今はメルカリやヤフオクで売っている時もあるが、なかなか手に入らない。

https://www.mercari.com/jp/items/m93176288755/?gclid=Cj0KCQjwu7OIBhCsARIsALxCUaMdMj9EQl_W-B1hvY8pAuWjV4jE5moSpVKpNtok4I0kQLTke4BTU_EaAgmREALw_wcB

私が紹介をいただいて会員になったのが4年ほど前で、それ以降、定期的にお届け物とし購入しているが、毎年予約してから届く期間が伸びており、今は1年半ほど待たないと手に入らない。

この紹介は、会員が新しい人を紹介できるのだが、他の人のブログを見ると1年に1人しか紹介できないようになったみたいだ。

もう次回は2年待ちになるのではないだろうかと思う。それほどの人気なのだ。この理由は生産を増やしていないからだろう。いわゆる、売れるならどんどん生産を増やして、売り上げを伸ばすという資本主義の流れに乗っていないことだ。

だからこそ、人気が続くのだ。

限定商品というのはいつの時代でも顧客の心に響く。

今だけ、ここだけ、あなただけなのだ

最初の焼肉屋さんはどんどんと店舗を広げているようだ。しかしこの店舗もそんなに増やせないだろう。多分、次の手は違うジャンルのレストランで同じ紹介会員制を取るのではないだろうか。

これからの時代は、大量生産、大量販売ではなく、特定少数に向けた無駄のないサービスの提供が求められているように思う。

長年マーケティング戦略を実践してきた人間として、この紹介会員制というのはこれまでとは全く違う概念として、SDGS,サステイナブルビジネスモデルとしていろんなところで使えるように思える。

クラウドファンディングも一種の会員制なのかもしれない。一つの商品を支援するコミュニティとしての会員がお金を出し合うだ。

小売企業に今求められるのは、紹介会員制という仕組みを既存のどの商品、サービスに組み込むと顧客の背中を押すことになるのかを考えることだと思う。

クローズドのサークルに入れるかどうかが、シリコンバレーで投資をするためには必要だが、それが一番難しいという話をふと思い出した。

やはり、人の繋がりを大事にするというのがアフターコロナには本当に重要なファクターになりそうだ。

もう成長一辺倒の時代は終わりなんだろう!

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