時代とともになくなる事業、会社の生き残り

百貨店だけが時代遅れのビジネスモデルではなく、世の中いっぱいある!!

今回、実家の売却を行うことになり、家の整理をしている中で色々と気づくことがあった。

その一つが世の中にはあと10年すればなくなるビジネスモデルがいっぱいあること、そしてそれに立ち向かっている人も結構いるということ。

実家の仏壇は昔ながらの大きな仏壇である。しかし、今回実家の売却で仏壇のダウンサイジングが必要になり、初めて仏壇屋さんと色々と相談した。

仏壇ってもう今は家にないのが普通だそうだ。特に今はもう私のように仏壇をダウンサイジングするどころか、仏壇そのものを無くして、お寺との関係を清算する家が増えているそうだ。
仏壇屋さん曰く、あと10年で今の仏壇屋さんの7割は無くなっているだろうと。

確かに私もあまりそんなに信心深いわけではないし、妻はクリスチャンだし、私には子供がいないので、近い将来墓仕舞いをしないといけないので、仏壇はもう必要ないだろう。

だから仏壇屋さんで買う人はどんどん減るだろう。今の仏壇でも昔のような大きいものは100万以上するが買う人は本当に限られる。小さいコンパクトのものでも安くて10万前後はする。今回私買った仏壇は棚にも収まるコンパクトなタイプだが、店主曰く、そのうちこういうのも売れなくなるだろうと。

で、私は店主にこの先どうするのかと尋ねると、面白い答えが帰ってきた。

今、彼が頑張っているのはお寺の住職の袈裟などの衣装の販売だ。こういうものを扱っているところは少なく、また彼はエリア限定の宗教に特化しているとのことだった。
実は私の実家の宗教は仏教だが、融通念仏宗という大阪の南部、奈良県でのみ信者が多くいる宗派である。なのでニッチマーケットである。
そこで、彼は毎日その宗派のお寺を廻り、住職との関係性を構築しながら、今は仏壇、仏具を販売しているが、狙いはニッチな仏着でのスペシャリストを目指している。

まさしく、マイケルポーターの戦略である。ニッチなマーケットに絞り、集中化して、差別化している。その中での圧倒的シェアを稼ぐ。

普通の仏壇屋さんは常にお客さんが来るのを待っている、受け身の商売だそうだが、それをしているお店は確実に潰れるのだ。とても勉強になった。

次に実家の新聞配達店の話を聞いた。
実家ではなぜか毎日新聞を取っている。毎日新聞は良い新聞だが、購読者数は少なく厳しい経営状況だと言われてきた。

新聞そのものが斜陽産業だが、配達店も同じ運命にある。
実家のエリアの配達店はよくある、他の新聞も配達するとか、牛乳を一緒に販売するのではなく、エアコンのクリーニングを副業にしている。実家でも一度利用したことがあったと聞いた。

そして、今朝見たチラシには遺言整理、不用品片付けのサービスを始めるとのことだった。
確かにこれはメイン読者であるシニア世代に向けたサービスだ。

また一方では子供達に向けたボランティア活動も続けている。これはおそらく新規顧客の開拓なのだろう。

新聞配達店にとっての最大のコアコンピタンスは今の読者だ。この人たちには毎日確実にリーチしている。どんどん数が少なくなるのであれば、その人たちとの関係性をより濃密にして、新たなサービスを展開することはチャンスだ。

遺品整理サービス、不用品処理サービスはなかなか信頼できる業者を見つけるのが難しい。そういうサービスこそ、新聞販売店でなおかつ、ボランティア活動しているところなら安心できるのではないかと感じた。

ただ、私も今回実家の売却で不用品整理を頼んだが、まだ始めたばかりの新聞配達店には頼むのがちょっとためらった。で、結局知り合いの紹介で別の業者に頼むことにした。
このあたりが専門性というところでは難しいなと感じる。

いずれにせよ、このままいたらなくなるビジネスモデルはたくさんある。しかし、そのピンチをチャンスに変えていくものこそが生き残るというのを感じる。

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