リスキリングは会社時代に用意しておくべきものか?

2019年に会社を辞めて、シンガポールで新規ビジネスを目論むも、見事に失敗。そしてコロナ禍で日本に帰国してからはや3年。

この3年間はこれまでのスキルや人脈でなんとか仕事をやってきたものの、結局は自分の過去の遺産を食い潰しているようなものだ。

巷ではリスクリングが叫ばれいる。私も会社員時代には自分なりにマーケティング、戦略、英語、M&A、新規事業などを専門的にやってきたつもりだったが、会社を辞めていざ、個人として稼ごうと思った時、自分の持っていた専門知識は他にもいっぱい持ってる人がいて、自分特有の武器にはなっていないことに気がついた。
結局は自分にしかできないコアコンピタンスにはなっていなかったのだ。

リスキリングとはやはり自分にしかできないことをやることではないだろうか。
でもなかなか会社にいるとそういう感覚にはならない。他の同僚よりも会社が求める一般的な能力や知識をジェネラリストとして高めることに一生懸命になるのが普通だ。
しかし、そいういう一般的なスキルは社会にでると使えないのだ。

今、リスキリングで資格を取る人がいるがどうなんだろうと考えてしまう。
資格を取ってもそれと何か自分にしかできないことを掛け合わせることで自分特有の長所を作り出すことが必要なのだ。

最近、個人事業主として何か社会の役に立つこと、仕事になることを考えているがやはり私でないとできないことがなければ、いくら知識や技能があってもそれだけでは、他の人ではなく、貴方に頼みたいということにはならないのである。

そこで大切なのは自分がやりたいことをやることだろう。儲かるからとか収入がいいからという理由では、スキルを人よりも高めることは難しい。
自分がまず好きなこと、そしてそれが誰かの役に立つこと、そして長く続けられることを見つけることが大切だ。

自分のこれまでの人生を振り返ると、仕事は稼ぐ手段、好きなことは趣味と捉えてきた。でもこれからのリスキリングではまず好きなことで暮らしていくことを考えようと思っている。

会社時代についたいやらしい癖は、人より稼ぐこと、人から尊敬されること、社会で有名になることだと思う。

これからは自分の好きなことで人のお役に立ち、みんなからも求められる、好きになってもらえる人になることだと思う。

でもこういう境地になるのに、私はこれまでの辛い4年間が必要だった。でもこういうことがないと人間成長しないんだなと。

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