外国人向けお茶体験ツアーについて思う

円安の今、値段設定で大きなギャップが発生!

12月1日よりついに湯河原の我が家で外国人向けお茶体験ツアーを始めることになった。
まだ完全には用意は完了していないが、ほぼ準備するものは揃った。
ホームページ、配布用チラシ、名刺、家に飾る看板、お土産(オリジナル手拭い、靴下)などだ。

そして先週から徐々にホームページやフェイスブックなどSNSでご紹介を始めているが、やはり反応として良いように思う。

今のインバウンド観光で必要なのは体験、そして特にきちんとした日本文化を味わえることが重要だ。

手前味噌になるが、我が家の松風庵ではプライベートの予約しか受け付けないので、他人に気にすることなく、家族、友人とだけでゆったりとお茶の文化体験をしてもらえる。

今回、松風庵で気をつけたのは、観光お茶体験にならないことだ。

京都や東京で形だけ、お抹茶を飲むサービスがたくさんあるが、それでは日本文化のお茶を体験することにはならない。

またもう一つ大事なのは時間をかけてゆっくりと説明をする、質問を聞く時間を取ること。

1日に何組も予約を受け付けているところもあるが、これは商業ベースで考えれば致し方ないことだ。しかしそれでは結局、時間を気にして伝えたいことも伝えきれない。

英語でお茶の説明をするのにはとても時間がかかる。

単に薄茶とお菓子を食べることは日本の茶文化を知ることにはならない。

まずはそこに至るまでの茶室への入室が大事。

その入室で本当の自然に囲まれた中で、白い靴下を履き、露地草履を履いて、腰掛け待合でしばし心を落ち着ける。そしてつくばいで手を清めてから、躙口から入室する。

これをするのとしないでは全く違う体験と言える。

こういうことはやると薄茶一杯飲むだけでも、最低90分はかかる。

だが、価値は必ずあると確信している。

なぜなら、日本人ですらお茶を習っていない人が体験で我が家でお茶を飲むととても喜んでいただいた。

それで15000円は高いと思う方もいるだろう。

しかし、私の海外の友人からは安い、Good Priceという意見だ。

これは米ドルで100ドルだからだろう。

日本人にとっての15000円とアメリカ人の100ドル、全然価値が違うようになってきたことを実感する。

つまり、日本人は絶対に参加しないだろうということだ。

teaforinnerpeace.com

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